商品名(内容量)
■ゼップバウンド2.5mg皮下注(チルゼパチド2.5mg)作用・効果
GLP-1とは誰もが体内に持っているホルモンの一つです。GLP-1は私たちが食べ物を食べると、小腸から分泌され、全身の臓器に様々な効果をもたらします。
・脳に作用し、食欲を低下させる。
・胃の内容物の排出を緩やかにして満腹感を持続させる。
・脂っこいものを食べると胃もたれするので脂っこいものを避けるようになる。
副作用
開始初期に悪心(吐き気)が最も多く見られます(用量によりおおむね約10〜20%)。多くは継続で軽減します。次いで下痢・便秘・食欲減退・腹痛などの消化器症状がみられることがあります。便秘には酸化マグネシウム(非刺激性下剤)の併用を推奨します。
注射部位反応(紅斑・そう痒・腫脹・疼痛など)が起こることがあります。毎回腹部・大腿・上腕で部位をローテーションし、添付の取扱説明書に沿った手技で実施してください。
添付文書上、低血糖(とくにSU薬・速効型インスリン分泌促進薬・インスリン併用時)、急性膵炎、胆嚢・胆管系の障害(胆嚢炎・胆管炎・胆石症等)、腸閉塞(イレウス)、脱水に伴う急性腎障害、血圧低下、糖尿病網膜症の顕在化・増悪などが記載されています。腹痛や視力異常、持続的な嘔吐・便秘等の症状が出現した場合は速やかに受診してください。
甲状腺C細胞腫瘍は動物(ラット)で増加が報告されています。ヒトでの関連は確立していませんが、甲状腺髄様癌(MTC)の既往、またはMTC/MEN2の家族歴がある方には当院では処方いたしません。
※低用量開始や増量の間隔調整で消化器症状を抑えられる場合があります。
※一度処方したお薬は返品交換を承ることはできません。注意事項をよくご確認の上ご使用ください。
使用方法
用量:週1回皮下注。2.5mgから開始し4週間投与後に5mg(維持用量)へ。効果不十分な場合は4週間以上の間隔をあけて2.5mgずつ増量し、最大15mg/週まで。投与曜日:毎回同じ曜日に投与します。
投与部位:腹部・大腿・上腕に皮下注。静脈内・筋肉内は不可。同一部位内でも刺入場所を毎回変更します。
生活上の注意
・腸管運動の抑制効果から就寝前の仕様で逆流性食道炎のような胸焼けを認める可能性がございます。注意事項
次の方は本剤を使用できません。・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
・糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、1型糖尿病患者
・重症感染症、手術等の緊急の場合
・過去に膵炎(すいえん)にかかったことのある人
・重い胃不全麻痺など重度の胃腸障害のある人
・低血糖を起こしやすい人
・脳下垂体機能に異常のある人、副腎機能に異常のある人
・栄養状態の悪い人、飢餓状態の人、食事が不規則な人、食事が十分に摂れて いない人、衰弱している人
・妊婦または妊娠している可能性のある人
・授乳中の人
保管方法その他
・保管は2〜8℃で遮光(凍結不可)。室温保存時は30℃以下で外箱のまま、21日以内に使用してください。主成分
チルゼパチド区分
医薬品製造販売元
日本イーライリリー株式会社(日本)
販売元
田辺三菱製薬株式会社(日本)商品レビュー
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